コラム・美容室・サロン・2026年10月22日
美容室のシフトと勤怠を紙・ExcelからLINE打刻に変える方法
結論:まずは「出勤と退勤をLINEで送る」ことから始めましょう
美容室の勤怠管理は、スタッフがいつも使っているLINEで出勤・退勤を記録する形に変えると、ぐっと楽になります。タイムカードの機械や専用の端末を買わなくても、今あるスマートフォンだけで始められます。
大切なのは、いきなり全部を変えようとしないことです。最初は「出勤と退勤の記録」だけをLINEにして、慣れてからシフト作成や集計もまとめていくと、スタッフも社長も無理なく移れます。
紙やExcelの管理で、よく起きる困りごと
美容室では、手書きのタイムカードや出勤簿、Excelのシフト表を使っているお店がまだ多くあります。小さなお店ではそれでも回りますが、次のような困りごとが少しずつ積み重なります。
- 月末に、紙の記録を見ながら労働時間を計算し直す手間がかかる
- 書き忘れや書き間違いがあり、あとで本人に確認しないといけない
- Excelのシフト表を誰かが書き換えて、どれが最新かわからなくなる
- 店長や社長が休みの日は、誰がいつ出勤したか確認できない
- 給与計算のために、毎月同じ転記作業を繰り返している
特に「月末の集計」は、営業後や定休日に社長が一人でやっていることが多く、大きな負担になりがちです。
LINE打刻とは?
LINE打刻とは、スタッフがLINEのトーク画面で「出勤」「退勤」などのボタンを押すだけで、時刻が自動で記録される仕組みのことです。紙に書く代わりに、スマートフォンで押すイメージです。
記録された時刻はまとめて保存されるので、月末に紙を見ながら計算する必要がなくなります。スタッフ側も、新しいアプリを入れずに今のLINEで使えるため、パソコンやスマホが得意でない人でも抵抗が少ないのが利点です。
切り替えの進め方
切り替えは、次の順番で進めると失敗しにくくなります。
- 今のルールを書き出す:始業・終業の決まり、休憩の取り方、遅刻や早退の扱いを紙に整理します
- 打刻のルールを決める:出勤時はお店に着いたとき、退勤時は片付けが終わったときなど、どの時点で押すかを決めます
- 全員に説明する:「何のためにやるのか」「押し忘れたらどうするか」を朝礼などで伝えます
- 並行して試す:最初の1か月ほどは、紙とLINEの両方で記録して、ずれがないか確認します
- 紙をやめる:問題なければ、LINEだけに切り替えます
並行期間を作ると、スタッフも安心できますし、社長も「ちゃんと記録されている」と確認できます。
美容室ならではの注意点
美容室は、一般的な職場と違う働き方があります。LINE打刻に変える前に、次の点を決めておきましょう。
- 練習や講習の時間:営業時間外のカット練習やウィッグ練習を、勤務として扱うのか、自由参加にするのかを決めておきます。あいまいなままだと、あとでトラブルのもとになります
- 中抜けや昼休み:お客様の予約の合間に休憩を取る場合は、休憩の始まりと終わりをどう記録するか決めます
- 閉店後の片付けや掃除:どこまでを勤務時間に含めるかを、全員に伝えておきます
- 押し忘れの対応:押し忘れたときは、本人が店長に連絡して修正する、というように、直し方を決めておきます
- スタッフ個人のLINEを使うことへの配慮:仕事用とプライベートを分けたい人もいます。必ず事前に説明し、全員が納得してから始めましょう
- 業務委託や面貸しの方:雇われて働く人と、個人で契約している人では扱いが異なります。打刻の対象にするかどうかは、契約内容に合わせて決めてください
勤怠の記録を残す大切さ
従業員を雇っている事業主には、働いた時間を正しく把握する責任があります。また、勤怠の記録や賃金に関する書類は、決められた期間、保存しておく必要があります。
紙の出勤簿でも問題はありませんが、紛失や破れ、書き換えのリスクがあります。データで残しておけば、探しやすく、守りやすくなります。
なお、残業代の計算や休憩の与え方、保存期間などの決まりは、見直されることがあります。最新の内容は、所轄の役所(労働基準監督署など)や専門家(税理士・社労士)に確認してください。
シフト作りも一緒に楽にする
勤怠だけでなく、シフトもLINEで集めると効果が大きくなります。たとえば、スタッフが希望休をLINEで送り、社長がそれをもとにシフトを作って、完成したらLINEで共有する流れです。
こうすると、「聞いていない」「見ていない」といった行き違いが減ります。急な欠勤や交代があったときも、グループ内で連絡がつきやすくなります。
シフトと打刻の情報が同じ場所にあると、予定と実際の違いが一目でわかります。遅刻や残業が多い日、人が足りなくなりがちな曜日なども見えてくるので、お店の運営の見直しにも役立ちます。
采配のLINE打刻・勤怠でできること
采配(SAIHAI)の「LINE打刻・勤怠」は、スタッフがいつものLINEで出勤・退勤を記録でき、その時刻が自動で集まる機能です。専用の端末や新しいアプリは必要ありません。集まった記録は月ごとにまとまるので、月末の転記や計算の手間を減らせます。
采配は、14日間すべての機能を無料で試せます。カード登録も不要です。まずは社長とお店の数名だけで、出勤と退勤の打刻を試してみてください。使い心地を確かめてから、全員に広げれば安心です。